猫魔王と猫子分が猫の全てを解説するブログ

気付いてあげて!猫の老衰サインと飼い主にしか出来ない事

猫の老衰と猫年齢の比較

加齢とともにやってくる老い。最近では飼い猫の寿命は依然と比べて格段に伸びてきましたが、愛猫の寿命は人間に比べると短く、老化も早く訪れます。いずれは必ずやってくる愛猫の老衰に何ができるのか、してあげられる事にどんなものがあるのか、今から心の準備をしておくことが大切です。

猫の老化や老衰が始まった時に飼い主さんは何をすればいいのか、どうしたらいいのかさっぱりわからないのにゃ。

猫子分

猫魔王

猫の老衰は必ずやってくるものじゃ。
辛い事やしんどい事があるかもしれんが、飼い主さんは最後まで猫と寄り添って欲しいぞ。

人間に例えると何歳?猫の平均寿命について

猫の寿命は人間よりは短い事はみなさん知っていますが、猫の年齢は人間に例えると何歳ぐらいなのでしょうか。猫は人間よりも成長が早く、子猫の時期はあっという間に終わって、いつまにか大人になっているなんて事も。
実際に猫の年齢と人間の年齢を比較してみてみましょう。

幼猫期

猫の年齢と人間比較「幼少期」

生後6ヵ月までは、人間なら赤ちゃん~幼稚園児くらい。常にお母さんと一緒にいる時期です。とても可愛いですが、少しでも早く健康に大きく育って欲しいと願う時期でもあります。

猫の生後人間年齢
1ヵ月1歳
2か月3歳
3ヵ月5歳

子猫期

猫の年齢と人間比較「子猫期」

生後1年までは人間なら小学生~高校生くらい。この時期は好奇心旺盛でやんちゃな時期ですね。この時期から繁殖行動が可能になるので、1年目までを目処に去勢または避妊手術を考えるようにしましょう。

猫の生後人間年齢
6ヵ月9歳
9ヵ月13歳
1年18歳

成猫期

猫の年齢と人間比較「成猫期」

生後1年半で人間で言う「成人」にあたります。この頃から、猫の性格や個性がはっきりと出て、自己主張も強くなってきます。まだまだやんちゃで活発な時期でもありますね。

猫の生後人間年齢
1年半20歳
2年24歳
3年28歳
4年32歳
5年36歳
6年40歳

中年期

猫の年齢と人間比較「中年期」

生後7年目からは人間で言うと中年期にあたります。玩具で遊ぶ事が少なくなって来て、寝る時間が徐々に増えて来たり、段々と老化が始まって来る年齢です。

猫の生後人間年齢
7年44歳
8年44歳
9年52歳
10年56歳

高齢期

猫の年齢と人間比較「高齢期」

生後11年目からは、人間で言えば高齢期にあたります。シニア猫とも呼ばれ、動きが遅くなったり、視力が悪くなったりと、個体差はありますが衰えを感じさせる年齢となってきます。

猫の生後人間年齢
11年60歳
12年64歳
13年68歳
14年72歳

超高齢期

猫の年齢と人間比較「超高齢期」

生後15年目以降は、人間で言えば超高齢期にあたります。猫の平均寿命は15歳前後とされているので、「介護」が必要な時期にもなります。段差を減らすバリアフリーや水飲み場、排泄の場所を工夫するなどしてあげましょう。

猫の生後人間年齢
15年76歳
16年80歳
17年84歳
19年88歳
20年96歳
21年100歳

猫は1歳で大人の猫(成猫)になる

猫の品種や健康状態によって個体差はありますが、猫は人間と比べてとても早く成長し、やんちゃでまだまだ幼い性格だと思っていても、体は立派な成猫になっています。一般的な猫は1歳半を過ぎると大人の猫(成猫)になります。
(大型の猫だと成猫になるまで3年かかると言われています)

猫は1歳半から4倍のスピードで歳を取る

猫は1歳半で人間の年齢でおよそ20歳と言われています。それ以降は1年で4歳ずつ歳を取ると考えるとわかりやすいですね。

猫が5歳だと人間年齢で36歳、猫が10歳だと人間年齢で56歳、猫が20歳だと人間年齢で96歳。普段から一緒に居ても気づくことはありませんが、猫は人の4倍スピードで歳を取っていきます。まだ元気と思っていても徐々に体が衰えているかもしれません。猫の体調には気を使うように、毎日様子を見るようにしましょう。

飼い猫の寿命はだんだん延びている

外で生活している野良猫や地域猫の平均寿命は3歳~5歳と言われています。これは、子猫の生存率が非常に低い事や、交通事故やケガ、病気のリスクが高く、治療も行えないのが寿命が短い原因の一つです。

一方で、飼い猫の平均寿命は15歳前後。外に出る猫は約13歳、完全室内飼いの猫は約16歳と室内飼いの猫の寿命は確実に延びています。室内飼いの猫は、猫同士の喧嘩に巻き込まれることもなく、感染症のリスクも軽減されるので病気になる可能性がぐっと減ったおかげです。今では、20歳を超える猫も少なくありません。

飼い猫の寿命が延びた理由とは
・完全室内飼い
・猫用フードの質の向上
・しっかりとした健康管理
・猫にとって快適な生活環境
・猫に対する知識の向上

普段から、消化器系が弱い猫には専用のフードを与えたり、腎臓の機能が低下している猫には、腎臓ケアのフードやサプリを与えるなど、飼い主さんの猫に対する知識の向上やサポートが飼い猫の寿命をさらに延ばしているのかもしれませんね。

猫は11歳から高齢猫と呼ばれる

猫は11歳を過ぎたあたりから高齢猫(シニア猫)と呼ばれ、老化が徐々に進んできます。11歳とは人間年齢で60歳。人でもそろそろ健康面で不安が出てくる年齢ですね。猫も同様に、病気のリスクが高まってくる時期です。身体の老化が徐々に始まってくるので、フードも高齢猫用の消化吸収の良いものを与えるようにしましょう。

また、動物病院で健康診断を毎年受けるようにすると、病気の早期発見だけでなく、健康時の数値が判ると、いざ、具合が悪くなった時に比較する事が出来ます。猫の健康寿命(健康的に生活できる期間)を延ばすためにも定期的な健康診断を行うようにしましょう。

寿命が長い猫種とは?

一般的には、純血種よりも混血種(雑種)や日本猫のほうが、純血種特有の病気が無く、体も丈夫とされています。しかし、今ではペルシャやアメリカンショートヘアのような純血種でも寿命が長く健康的になっているようです。

世界一長生きな猫とは?

ギネス記録によると、アメリカに住んでいたクリーム・パフちゃん(メス)は(1967年8月3日~2005年8月6日)38歳と3日という、世界記録があります。人間の年齢に換算するとおよそ168歳。すごい記録ですね。

猫の寿命が延びているのはいい事なのにゃ!

猫子分

猫魔王

うむ、
寿命が延びるとそれだけ一緒に居られる時間が長くなるからのう。ぜひ、飼い主さんには猫と楽しい時間をたくさん過ごしてほしい。
長く一緒に居られるのはいいけど、年取ると色々大変なのにゃ。

猫子分

猫魔王

確かに、猫が高齢になってくるといろんな事に気を使わないといけないぞ。

猫の老衰は急にやって来る!早めに気付いてあげたい猫の変化

猫の老衰は急にやってくる。飼い主として早めに気付いてあげられれば、ゆとりを持って残りの貴重な時間を穏やかに過ごす事が出来ます。老衰はいつ頃からやってくるのか、老衰にはどんな症状があるのか、体験談や対処法を紹介します。

猫の老衰とは?

老衰の定義って何?加齢とともに体の能力が衰えてくる事

猫は、7歳を超え始めたあたりから徐々に体が衰え始めます。猫の7歳は人間年齢では44歳。そろそろ老化を感じる年齢ですね。見た目での差は生活環境や猫の種類によってかなり個体差があるので、ぱっと見はわかりませんが、10歳を過ぎてくると、あまり動かなくなったりと行動に変化がみられるようになります。他には、毛づやが悪くなったり、食欲が落ちたりしてきます。猫の11歳は、人間年齢で60歳高齢猫(シニア猫)と呼ばれる年齢になり、そろそろ健康面で心配な年齢になってきますね。

猫魔王

猫は7歳を過ぎてくると老化が始まり、身体が徐々に変化してくる。栄養を吸収しやすいフードに替えたり、ケガをしないように低めのキャットタワーを設置したり、家具の移動をするようにして欲しいぞ。
高齢猫さんのできる事、できない事を見て過ごしやすいように改善してあげるといいのにゃ!

猫子分

猫の老衰のサイン 寝ている時間が多くなる

猫の老衰サイン「寝る時間が長い」

猫は「寝る子」と言われるぐらい元から睡眠時間が長い動物ですが、老化が始まってくると活動量が減り、寝る時間がさらに長くなります。音や匂いへの反応も鈍くなり、いつもお迎えに来てくれる時間になっても気づかずに寝ていたり、ご飯の時間にも起きてこない事が増えてくるかもしれません。

快適な寝床にしてあげよう

猫の寝床を高い場所に置いてあると、老猫は移動が大変になってしまいます。人間にとっては快適な温度でも、窓の近くや風通しのいい場所では猫にとって寒いと感じてしまうかもしれません。暖かな静かな場所に何か所か寝床を用意して、好きな場所で寝れるようにしてあげてください。

また、爪の引っかからない触り心地の良い毛布や、クッションを入れてあげると良いですね。ペット用のヒーターや湯たんぽ、カイロなどは直接入れてしまうと低温やけどをしてしまうので、毛布やクッションの下に入れて温度を調節するようにしましょう。

寝床をこまめに掃除しよう

寝ている事が多くなると寝床にいる時間も増えてきます。高齢猫は毛づくろいも積極的にしなくなってしまうので、どうしても寝床が汚れてしまいます。食べこぼしがあったり、排せつ物がくっついているかもしれません。

簡単に掃除する方法として、寝床の上にカバー代わりに毛布やペットシーツを掛けておくと、取り換えるだけで簡単に掃除ができます。免疫力の落ちた老猫は清潔な寝床で安心して過ごして欲しいものですね。

よく観察しよう!

静かに寝ているからと言って体調が良いとは限りません。具合が悪くてうずくまりじっと耐えている可能性もあります。少しでも早く体調不良に気が付けるように、下記の体調チェックは毎日するようにしましょう。

・ご飯を食べているか
・水分を取っているか
・吐いていないか
・トイレをちゃんとしているか
・毛づやが悪くなっていないか
・苦しそうにしたり、痛がっていないか

また、肥満気味の猫や長毛種の猫は、見た目では体重が減っているかわかりづらいので1週間に1度は体重を測って確認するようにしましょう。

快適な寝床は大切なのにゃ!

猫子分

猫魔王

うむ、
猫は犬と比べて床ずれになりにくいと言われておるが、体の大きい猫や肥満気味の猫は、柔らかいものを敷いておくと床ずれを防ぐことができるぞ。
床ずれ(※)ってなんなのにゃ?

猫子分

※床ずれとは
医学用語では褥瘡(じょくそう)とも呼ばれています。
長時間同じ姿勢でいると布団やマットに接触する部分の血流が悪くなってしまい、内出血や水ぶくれなどができてしまいます。

猫魔王

床ずれにならないように寝る向きを変えたり、寝床の硬さを調節して欲しいが、寝床が柔らかすぎても熱がこもってしまったり、起き上がりにくくなってしまうので猫の状態をみながら調整して欲しいぞ。
わかったのにゃ!

猫子分

猫の老衰を経験した体験談

・ソファーに上がれなくなってきた
アメリカンショートヘア オス 16歳
いつもお気に入りのソファーで寝ていた猫が最近になり、急に足腰が弱くなってきました。何回チャレンジしてもついにソファーに上がれなくなってしまい、床で寝ている事が多くなってきたので、体が冷えないようにと床に猫用のベッドを置く事にしました。今では猫用のベッドがお気に入りの場所になり1日中ベットで過ごすしています。今は、まだご飯をしっかり食べてくれていますが、年齢を考えるとそろそろ覚悟が必要な時期なのかなと思い始めています。

対処法

歳を取ってくると目が見えずらくなったり、足腰が弱ってくるので、高い所への上り下りにも思わぬ怪我をしてしまう事があります。猫の老化は徐々に進んでくるものです。

「いろんな所にぶつかるようになった」「寝床に登りづらそうにしている」「トイレの段差につまづくようになった」そんなそぶりを見せるようになったら、寝床の場所を床に置いてあげると猫も移動しやすく、怪我の心配もなくなります。また、ご飯を寝床の近くに置いてあげると食べやすくなるので良いですね。トイレもなるべく近くに置き、段差が気になる場合には、間にダンボールや、発砲スチロールのブロック、スロープなどを置いて入りやすくしてあげましょう。

足腰が弱くなるとフローリングも滑って危ないのにゃ。

猫子分

猫魔王

うむ、
滑らないようにマットを敷いてあげたりすると、猫にとっては歩きやすく安心できるのう。

猫の老衰のサイン 粗相をするようになる

猫の老衰サイン「粗相をする」

高齢猫は老化が進んでくると排せつの失敗をしてしまう事があります。トイレに行けなかったり、間に合わなかったり、理由は様々ありますが、もしかしたら病気が原因なのかもしれません。いずれにしても、粗相をしても決して怒らずにどうすれば失敗しなくなるかを考えるようにしましょう。

腎臓、泌尿器、関節炎の病気かもしれない

高齢猫の多くは腎臓病とうまく付き合いながら生活をしています。腎臓の機能が衰えてくると、お水をたくさん飲むので、その分おしっこの回数も増え、トイレに間に合わなくなり粗相をしてしまう事があります。泌尿器や関節炎の病気は、おしっこをする際に痛がったり、トイレに間に合わずに粗相をしてしまいます。病気の場合には粗相以外の他の症状が見られる事があるので、少しでも「おかしいな?」と思ったら動物病院に連れて行くようにしましょう。

トイレの高さを気にしよう

もしかしたら、いつも使っているトイレが入りづらいのかもしれません。高齢猫は筋力の低下や関節の痛みでトイレに高さがあるとまたぐのにも一苦労してしまいます。トイレに入りづらそうにしていたら、浅めのトイレに変えるか、入りやすいように高さを調節するようにしてあげましょう。

寝床の近くにトイレを置く

トイレが近くにないと粗相してしまう可能性があります。高齢猫がトイレに行きやすいように寝床の近くに置いてあげると粗相する回数が減るかもしれません。トイレも1つだけでなく何か所か置いてあげると安心ですね。また、高齢猫は神経質になりやすいのでトイレ掃除はこまめにするようにしましょう。

トイレに長い時間いるようなら注意が必要

高齢猫は筋力が低下してくると排尿や排便がスムーズにできなくなってしまいます。運動量が減ると内臓や腸の動きも悪くなってしまうので、便秘の原因にもなってきます。水分量が減るとさらに便秘が悪化してしまうので、トイレで長時間力んでいるようであれば、動物病院で診てもらうようにしてください。

トイレの場所がわからない時もある

猫も認知症になってしまう事があります。夜中に大声をあげたり、トイレの場所がわからずにウロウロして粗相をしてしまったりします。ウロウロしているようであればトイレまで誘導してあげるか、近くにトイレを置くようにしてください。また、粗相の回数が増えるようであれば、周りにトイレシートを敷くようにすると掃除も楽になり安心ですね。

猫が不快感を感じないようにサポートしてあげよう

高齢猫が自力で排せつをできなくなってしまった場合には、猫用のオムツを履かせてあげるようにしましょう。中にはオムツを嫌がる猫もいるので、どうしてもダメに猫には寝床にペットシーツを敷いてあげるようにしてください。

猫の老衰を経験した体験談

・高齢猫が膀胱炎で粗相をしてしまいました
日本猫 メス 20歳
高齢猫で腎臓の機能も低下していたので、たくさん水を飲んでいっぱいおしっこをしていたんですが、急に部屋中に粗相をし始め、何回もおしっこをするポーズをしていました。よくおしっこを見るとピンク色をしていたので、病院に連れて行った所、膀胱炎でした。その後も何回か粗相をしていましたが、薬のおかげで今では良くなり、粗相もしなくなりました。もう少し早く異変に気が付いてあげればと反省しています。

対処法

高齢猫の膀胱炎は意外と多く、症状によっては危険な場合もあるので注意が必要です。膀胱炎で一番多い症状は「頻尿」と「多尿」です。何回もトイリに行ったり、間に合わずに粗相をしてしまいます。また、「血尿」もおしっこに少しピンク色が混じっている程度からドロっとした血が混じっている場合など様々なようです。

膀胱炎で一番危険な症状は、おしっこが出ない「尿閉」と呼ばれる症状です。おしっこが出ない状態が続くと、腎臓がダメージを受けてしまいます。トイレに何回も行くからと安心していても、実はおしっこが出ていない場合もあるので、必ずおしっこをしたか確認をするようにしましょう。

猫魔王

プライドが高い猫だと、トイレの場所や寝床を替えられると機嫌を悪くしてしまう子もいるようだ。そんな子には、いきなり全部を変えるのではなく、猫の様子を見ながら少しずつ変えていって欲しいぞ。
あくまでも飼い主の都合じゃなくて、猫のペースに合わせたほうがいいのにゃね。

猫子分

猫魔王

うむ、
その通りじゃ。

猫の老衰のサイン 目が見えなくなる

猫の老衰サイン「視力下がる」

猫は人間や犬に比べて白内障(※)になりにくいと言われていますが、猫も加齢とともに視力が低下してしまいます。高齢猫に多い腎臓病や甲状腺機能亢進症、緑内障(※)が原因で目が見えなくなってしまう事もあります。

白内障・緑内障とは
※白内障とは
加齢とともに、目の中の水晶体が何らかの原因で白く濁り、光が通らなくなってしまい視力が低下してしまう病気です。猫の白内障は目の疾患の約0.5%とかなり少ない病気です。

※緑内障とは
猫は目の疾患などがきっかけで、目の水分量が調節できなくなり眼圧が上がり目に障害が起きてしまう病気です。

目が見えづらくなるとこんな行動をする

・上り下りがしづらくなる
・物にぶつかりやすくなる
・要求吠え、無駄吠えが多くなる
・明るい場所でも瞳孔が開いたままになる
・頭や体を撫でる時に「ビクッ!」とする
・コバンやトイレ、寝床の場所がわからずにウロウロする
・匂いや音で判断するようになる

上記のような行動をし始めたら目が見えづらくなっているのかもしれません。特に、ご飯を食べるや水を飲む時に、距離感がわからずに鼻先を突っ込んでしまったり、お皿にぶつかってしまう事もあります。

行動する前に声をかけてあげよう

目が見えづらくなっている高齢猫に急に触ってしまうと驚いて「ビクッ!」としてしまいます。ご飯をあげる時には「ご飯だよ」、寝床の掃除をする時には「今から掃除をするね」と優しく声をかけてから行動するようにして下さい。撫でる時にも「〇〇ちゃん今日もいい子だね」と声をかけると猫も安心してリラックスできます。

猫の邪魔になるものを置かない

猫が歩きやすいように邪魔になりそうにものは片付けるようにしましょう。良くぶつかる場所には配置を変えるか、ぶつかって怪我をしないようにガードをしてあげると安心ですね。目が見えづらくなっているのに大幅に家具の場所を変えてしまうと、猫が戸惑ってしまうので少しずつ変えるようにしてください。また、高い所へ上ってしまうと落下や転倒の危険もあるので、登らないように工夫をしましょう。

段差をなくそう

猫の目が見えづらくなるとどうしても段差につまづくことが多くなってしまいます。可能であれば猫が行動する範囲をバリアフリー化してあげると猫にとっても安心して歩くことができます。寝床も高さを無くして入り易くしてあげたり、トイレも浅いタイプのトイレに替えたり、いつも使っているトイレであれば、スロープをつけて入りやすくしてあげると良いですね。

ストレス発散を

目が見えづらくなったからと言って寝ているだけではストレスが溜まってしまいます。高齢猫が無理をしない程度に、声をかけながら音の出るおもちゃなどを使って遊んであげましょう。おもちゃにマタタビを付けて遊ぶのもよい気分転換になります。

猫の老衰を経験した体験談

・高齢猫の目が見えずらくなってきました
ノルウェージャンフォレストキャット オス 15歳
今までなんの病気もなくご飯もしっかりと食べていた猫が急にキャットタワーから下りる時に失敗して落ちたり、物にぶつかるようになってしまいました。動物病院で診てもらったところ、視力がかなり低下しているとの診断でした。今はまだ見えているようですが、触る時にびっくりしてしまうようなので触る前には声をかけるようにしています。

対処法

猫は人間よりも優れた嗅覚と聴覚があるので、人間よりも目が見えない事に早く適応できるようになります。しかし、目が見えなくなってトイレの場所がわかりづらかったり、物にぶつかってしまう事が多くなります。猫の様子をよく見て、ぶつかりそうな危ないものは撤去したり、トイレの場所や寝床へは声をかけて誘導してあげるようにしてください。

猫魔王

目が見えない分、耳や鼻を使って認識するが、高齢猫だとどうしても感覚が鈍くなってしまうから人間のサポートが必要になってくるのだぞ。
目が見えなくなっても声で教えてくれれば安心できるのにゃ!

猫子分

猫の老衰のサイン ご飯を食べる量が減る

猫の老衰サイン「食欲減る」

猫は一般的には加齢とともに運動量や食事量が減ってきます。食べる事が大好きな猫は高齢でもよく食べて肥満気味になってしまう子もいますが、寝ていることが多くなると内臓や腸の動きも悪くなり、食事量はかなり減ってきてしまいます。

また、口内炎や歯周病、歯肉炎が原因でご飯を食べづらくなっている可能性もあります。放置してしまうとご飯を食べる時に痛がるようになり痩せてしまいます。下記のような症状が見られる時には、動物病院で診てもらうようにしてください。

口のトラブルがある時の症状とは
・口が臭くなる
・口周りが汚れる
・よだれをたらす
・食べる時や鳴く時に頭を振る
・食べている時に痛がるそぶりをする

15歳以上の猫の3頭に1頭が慢性腎不全になる

慢性腎不全はゆっくりと進行する病気です。始めのうちはわかりやすい症状が見られることはなく慢性腎不全だと気づいた時にはすでに末期の状態…なんて事もあります。徐々に腎臓の機能が失われ始めてくると、お水をたくさん飲んだりおしっこをいっぱいするようになります。また、食事量もだんだんと減ってきて毛がパサついたり、痩せてきてしまいます。

高齢猫は筋力がだんだんと衰え、体重も減ってくるので見た目では老衰と腎不全の区別がつかずに病気の発見が遅れてしまう事もあります。慢性腎不全を早期に発見できるように、1日に飲む水の量をチェックしたり、おしっこの量を確認するようにしましょう。

食べやすいように工夫をしよう

高齢猫になると普段食べているドライフードやウェットフードを食べる量が減ったり、食べなくなってしまい困ってしまう事は多々あると思います。そんな時には、ドライフードにスープタイプのものをかけてあげたり、ウェットフードを少し温めて香りを立たせると食いつきが良くなることがあります。また、具材が大きいと食べづらいので細かくしてスープとなじませて与えると食べやすくなりますね。

食欲が湧くきっかけを探してみよう

食が細くなると普段食べていたものを全く食べなくなったり、今まで食べなかったフードをよく食べる事があります。いわゆる「食べムラ」と呼ばれるものです。食べないからと言って何も与えないのはあまりよろしくはありません。嘔吐がひどいようであれば様子を見るのもよいですが、食べる努力をするようにしましょう。

まずは、猫が一番好きなものを口のそばまで運んで与えてみてください。くんくんと匂いを嗅ぐようであれば興味がある証拠です。舐めないようであれば口にちょこんとつけて舐めさせてください。猫は一度食べ始めると食べるスイッチが入って食欲が湧いてくる事もあります。猫用のおやつの他に、ちくわやかつお節などの人間の食べ物でも食べるきっかけになればなんでもかまいません。猫の様子を見ながら色々与えてみてくださいね。

猫の老衰を経験した体験談

・高齢猫の食欲が無くなってきて試行錯誤しています
アビシニアン メス 13歳
10歳頃から慢性の腎不全になってしまい、療養食とサプリを併用しながら腎不全のケアをしています。最近はかなり食欲が落ちてきて食べる時と食べない時があります。食欲が無い時にはなるべく食べやすい物や好きな物を与えるようにしていますが、少しずつ体重が減ってきているので今後が心配です。かかりつけ医からは食事の量よりも1日の摂取カロリーを気にしてあげるようにと言われたので、高カロリーなものを与えるようにしています。
ゴハンを食べなくなると飼い主さんも心配なのにゃ。

猫子分

猫魔王

うむ、
高齢猫の場合は食べムラがどうしても出てくるから、毎日どのぐらい食べているかチェックしたり、食べる量が少ない子にはカロリー計算をして高カロリーなものを与えるようにして欲しいぞ。
高齢猫の1日の摂取カロリー 計算

体重×60キロカロリー

(例)3.5㎏×60=210
高齢猫の1日の摂取目安のカロリーは210キロカロリーになります。

対処法

高齢猫はちょっとした体調不良でも体に大きく影響が出てしまいますし、回復にも時間がかかります。もし、食欲が無い以外にも嘔吐や下痢、ぐったりしているなどの症状があるならば早めに動物病院で診てもらうにしてください。

また、食欲が無いからと見守るだけではなく、まずは食べられそうな物を与えてみるようにしましょう。少しずつ食べる事で食欲が戻ってくる可能性があります。何が食べられるのか探すのは大変ですが、食べられそうな物を飼い主さんと猫が一緒に協力しながら見つけるようにしてみてください。

猫の老衰のサイン 元気がなくなる

猫の老衰サイン「元気ない」

高齢猫になってくると以前のような活発さは無くなり寝ている時間が多くなります。1日の中で活動する時間がかなり短くなってくるので病気のサインを見逃しがちになってしまいます。下記のような場合には病気の可能性があるので一度動物病院で診てもらうようにしてください。

かかとをつけて歩く

高齢の猫がかかとをつけて歩いていると真っ先に疑う病気は糖尿病です。かかとをつけて歩く以外には、食欲があるのに体重が減ってしまったり、水を飲む量とおしっこの量が増え元気がなくなってきます。

首を下げて歩く

甲状腺機能亢進症や慢性腎不全の猫が食欲が無くなるとカリウム不足で筋肉の動きが悪くなってしまいます。低カリウム血症と呼ばれるもので頭を支える事ができずに首を下げるようになってしまいます。

猫魔王

少しでも「おかしいな?」と感じたら念の為に動物病院に連れて行くようにして欲しいぞ。
病気は早めに見つけたほうが絶対にいいのにゃ!

猫子分

気分が乗らない時もある

猫は元気がないからと言って必ずしも具合が悪い訳ではありません。ただ単に「気分が乗らない」「関心が無くなる」時もあります。トイレをした後にテンションが高くなる「トイレハイ」や夜中に急に走り回る「躁(そう)の状態」とは逆に、猫も「鬱(うつ)の状態」になるのです。そんな時は優しく声をかけて猫の様子を見るようにしてください。また、おやつやまたたびを与えて気分転換をさせると良いかもしれませんね。

猫の老衰を経験した体験談

・高齢猫が元気がなくなってきました
雑種 オス 18歳
17歳を過ぎた辺りから寝ている時間が少しずつ増えてきました。以前は昼間になると日向ぼっこをし、夜になると毎日のように玄関までお迎えに来てくれていたのに、今ではお迎えは3日に1回ぐらいになってしまいました。以前から慢性腎不全で少しずつ進行しているみたいですが、動物病院で皮下輸液をすると身体が楽になるらしく、ご飯もよく食べ機嫌も良くなります。うまく病気と付き合いながら元気にいられるようにサポートしていきます。

対処法

高齢猫は病気とうまく付き合いながら体調管理をする必要があります。寝ている時間が多いので異変に気が付きにくいですが、「食事量」「毛づや」「トイレの様子」「体重」を気にしながら様子を見るようにしてください。

猫魔王

元気が無くなると言っても病気の場合には他にいろんな症状が出てくるほずじゃ。飼い主さんは猫からのサインを見逃さずに異変を感じたらすぐ動物病院に連れて行き様にして欲しい。
わかったのにゃ!

猫子分

猫の老衰のサイン 震えや痙攣をする

猫の老衰サイン「震え」

高齢猫が震えや痙攣をしている時は、脳の病気かそれ以外の病気の可能性があります。痙攣を起こしている場合には、大声をあげたり、揺さぶって刺激を与えると痙攣が長引いてしまう恐れがあります。光や明るい場所も刺激になってしまうので、痙攣が落ち着くまでは部屋の照明を落とし、静かな場所で見守るようにしてください。

痙攣が起きている間は手合いをバタつかせたりして暴れてしまう事があります。周りに物や障害物があると怪我をしてしまう恐れがあるので、注意するようにしましょう。また、むやみに手を出すと噛まれてしまう事があるので気をつけて下さい。痙攣が起きたら、痙攣した時間、痙攣している間と痙攣後はどんな様子だったのか、できれば痙攣中に動画を撮っておくと、動物病院で診断の参考になります。

震えや痙攣による脳の病気
・脳腫瘍
・脳炎
・てんかん
震えや痙攣による脳以外の病気
・低体温
・熱中症
・腎臓病
・肝臓病
・低血糖
・中毒

高齢猫は低体温、熱中症に注意!

高齢猫は寒さや病気で体調が悪くなると低体温になってしまう恐れがあります。低体温になると自力で体温を上げる事ができなくなり危険な状態になってしまいます。また、夏場の暑い室内に長時間いると体温調整が難しい高齢猫は熱中症になってしまいます。処置が遅れてしまうと低体温と同様に危険な状態になってしまうので、なるべく早く動物病院に連れて行くようにしてください。

痙攣は落ち着いてから病院へ

痙攣を起こしたらまずは収まるまで安静にして、落ち着いてからに動物病院に連れて行くようにしましょう。痙攣後に震えなどがある場合には毛布などでくるんで体温を下げないようにしてください。

猫の老衰を経験した体験談

・痙攣を繰り返しするようになりました
ベンガル メス 14歳
最初の痙攣は12歳でした。初めはバタンと倒れ手足をバタつかせて40秒ぐらい発作が起きていました。初めての出来事だったのかなり動揺した記憶があります。発作が収まってから急いで動物病院に連れて行くと、その発作は「てんかん」だと教えてもらい発作が起きた時にどうすればよいのかアドバイスをもらいました。なぜ、てんかんが起きるのか原因はわかりませんが、今でも年に数回発作はありますが、それほど大きな発作は起きずにうまく病気と付き合っていると思います。

対処法

てんかんの発作や痙攣はいつ起こるのかわからないものです。繰り返してんかんや痙攣を起こし発作がひどくなるようであれば、かかりつけ医と相談し、抗てんかん薬の服用を考えるのもよいかもしれません。

また、発作が5分以上続く場合、繰り返し続けて発作が起きる場合、1日に2回以上発作が起きる場合には脳が深刻なダメージを受けてしまう恐れがあります。緊急性が高いのですぐに動物病院行くようにしてください。

猫魔王

痙攣はなんも前触れもなく急に起きてしまうから、飼い主さんはかなり動揺してしまうはずじゃ。しかし、落ち着いて猫の様子を観察し、かかりつけ医にしっかりと症状を説明するようにして欲しいぞ。
メモを取っておけばいいのかにゃ?

猫子分

猫魔王

うむ、
繰り返し発作が起きる場合には、記録をつけておくと病気の参考になるかもしれんぞ。

猫の老衰のサイン 嘔吐の回数が増える

猫の老衰サイン「嘔吐」

猫はよく吐く生き物だから大丈夫だろう思っていませんか?
吐き戻しを放置してしまうと、病気の発見が遅れてしまったり、痩せて体力が落ちてしまう事もあります。なぜ吐いてしまうのか、原因がわかりしっかりと対処すれば吐く回数は必ず減るはずです。猫が吐いてしまう原因にはどんなものがあるのか見てみましょう。

早食い・食べすぎ

早食いや、食べ過ぎてしてまうと食べた後にすぐに吐いてしまいます。たくさん食べていなくても、ドライフードを食べた後に水を大量に飲むとお腹の中でドライフードが膨らみ吐いてしまう事も。また、食後にハイになり走り回って吐く事もあるようです。

普段食べないものを食べた

食べ慣れていないフードやおやつを食べると消化不良を起こし吐いてしまう事があります。フードを切り替える場合には少しずつ混ぜて、徐々に慣らしながら切り替えるようにしましょう。

胃腸炎を起こしている

胃腸炎を起こしてしまうと繰り返し吐いてしまいます。胃腸炎が軽度であれば数日で治りますが、重度になってくると繰り返しの嘔吐や下痢、腹痛で元気がなくなってしまいます。また、嘔吐と下痢で脱水を起こしてしまう事もあります。

空腹が原因

朝や夜など、食事前に黄色っぽいもの吐いてしまう時は、胆汁を吐いているかもしれません。胃がからっぽになると胆汁が逆流して吐いてしまいます。胆汁をよく吐く場合には、1回の食事量を減らし、ご飯を与える回数を増やして様子を見るようにしてください。もし、吐き気が改善されない場合にはかかりつけ医に相談するようにしてください。

異物や誤飲、誤食をしてしまった

消化できない物や中毒性のあるものを口にしてしまうと、よだれを垂らし続けたり、繰り返しの激しい嘔吐、痙攣を起こしてしまう事があります。緊急性が高い危険な状態なのですぐに動物病院に行くようにしてください。

慢性の腎不全や他の病気の可能性

慢性の腎不全が進行してくると体内に毒素が溜まってしまい、気持ち悪くなり吐く回数が増えてしまいます。その他の病気には、急性腎不全や膵炎などに嘔吐の症状が見られます。

こんな嘔吐はすぐ病院へ連れて行こう!
・吐いても何も出てこない
・血が混じったものを吐いた
・吐いたものに異臭がする
・吐く以外に下痢や痙攣、ぐったりしているなどの症状がある
・繰り返しの激しい嘔吐

猫の老衰を経験した体験談

・白い泡を何回も吐いていました

マンチカン メス 13歳
食い意地が張っている子でよくご飯をたべるんですが、12歳を過ぎた辺りから、朝や夜に白い泡状のものを吐くようになりました。初めは「猫だから吐くもの」と、あまり心配をしていませんでしたが、多い時で1週間に3回吐くようになってしまいました。心配になって病院に連れて行くと、どうやら胃液を吐いていたようでした。食事の回数を増やして様子を見たほうがよいと指導を受けたので、何回かに分けて与えてみたら吐く回数もぐっと減りました。高齢猫は決まった時間に食事を与えるのではなく、猫の状態を見ながら与えるようにしたほうが良いのだと勉強になりました。

対処法

猫の嘔吐の原因は様々ですが、嘔吐以外にどんな症状があるのかよく観察し、見極める事が大切です。特に、高齢猫の場合は様子を見ようと放置してしまいと、症状が悪化してしまったり、急変してしまう恐れがあります。少しでも異変を感じた時には、すぐに動物病院に受診するようにしてください。

吐く原因ってこんなにあったなんて。
猫はよく吐くから嘔吐なんて大したことないと思っていたのにゃ。

猫子分

猫魔王

うむ、
嘔吐は病気のサインかもしれないぞ。
大丈夫だと安心せずしっかりと体調を見るようにして欲しい。

猫の老衰のサイン 冷たい所を好む

猫の老衰サイン「寒い場所」

猫は体調が悪くなるとより涼しい場所へ行きたがるようになります。高齢猫が「自分の寿命を悟ると飼い主の前から姿を消す」と、昔から言われていますが、静かな冷たい場所を探して寝ていると隠れているように見えてしまうのかもしれませんね。

高齢猫が冷たい場所を好むのには2つの理由があると言われています。1つは、怪我や体調の悪い時には身を潜めるという猫の本能です。敵に見つからないように、静かな落ち着ける場所で回復に専念するという野生の頃の名残が今も残っているようです。

もう1つは、低体温症(※)になっていると体が熱いと感じてしまう事です。これは、「矛盾脱衣」と呼ばれるもので、体温が下がると身体は温めようと熱を放出して体温が下がるのを抑えようとします。しかし、体内の温度と体感温度(気温)の温度差で暑いと感じて冷たい場所に行きたがるようになってしまいます。この矛盾脱衣はどんなに寒い場所でも温度差があると暑いと感じてしまうそうです。

※低体温症とは
猫の平熱は人間よりも高く、約38℃~約39℃です。38℃以下になってしまうと体温が低い低体温と呼ばれる状態になってしまいます。低体温が進行してくると下記のような症状が現れてくるので注意が必要です。
低体温症の症状とは
・ぼーっとしてくるようになる
・意識障害が起こる
・呼吸が浅くなる
・筋肉が硬直してくる
・呼吸困難になる

いつもと違う場所にいる時は要注意!

高齢猫が普段居ない場所で寝ていたり、隠れていた場合には注意が必要です。ただ単に、暖かい部屋で体が火照ってしまったのを一時的に冷やしたかっただけかもしれませんが、身体が辛くて冷やしたがっているのかもしれません。いつもと違う場所で元気がなく、ぐったりしているようであれば危険な状態かもしれません。動物病院で診てもらうようにしましょう。

水の中に入ることもある

低体温症や体調の悪い猫はより涼しい場所を求めて苦手な水の中に飛び込んでしまう事もあります。水の中に入ってしまうほど身体を冷やしたいと感じているのであれば病気の可能性が高いので、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。病院に向かうまでに急に体を温めようとするとショック症状になってしまう恐れもあるので、人肌で温めたり、毛布やタオルを巻いて徐々に体温をあげるようにしましょう。

具合が悪い時には暖かい場所より、静かなひんやりした場所が落ち着くのにゃ!

猫子分

猫魔王

うむ、
確かに具合が悪い猫は冷たい場所が落ち着くと感じてしまうが、具合が悪いい時に体を冷やしすぎては余計に体調が悪くなってしまうから、飼い主さんは猫の体が冷えすぎないようにこまめにチェックをして欲しいぞ。
わかったのにゃ。

猫子分

猫の老衰を経験した体験談

・暗くて冷たい場所を好むようになりました
雑種 メス 20歳
慢性腎不全の末期の猫が自分のベットではなく寒い廊下に出たがるようになってしまいました。最初は、体調が悪化してしまう心配をして暖かいベッドに戻していたんですが、「猫は自分の最後がわかると冷たい場所に行きたがる」と聞いていたので、最後ぐらいは猫の好きにさせてあげようと思い廊下に毛布を敷いてあげました。当時は寒い場所にいるのが心配でしたが、今、改めて考えてみると、寒がる様子もなくリラックスしていたので猫の好きにさせてよかったなと思っています。もし、どうしたら良いのか迷っている方がいたら、最後ぐらいは猫の好きにさせてあげてはどうでしょうか?

対処法

猫は具合が悪くなると薄暗い冷たい場所を好むようになりますが、回復が望める状態であるならば、身体を冷やさないようにしてあげてください。身体が冷えてしまうと余計に体調を崩してしまうので、早く回復できるように部屋全体を温かくしたり、ケージに入れるようにしましょう。

もし、回復が望めないようであれば、猫の嫌がる事はしないという選択もあります。最後の決断に正解はないのでどうしていいのかわからずに迷ってしまいますが、猫の最後の「ワガママ」を聞いてあげても良いのかもしれませんね。

猫の老衰のサイン 大声で鳴くようになる

猫の老衰サイン「大声で鳴く」

高齢猫はなんの前触れもなく、突然大声で鳴く事があります。要求吠えや甘えたい時に鳴くこともありますが、体調がすぐれない時に不安や痛みから鳴いてしまう事があるようです。特に深夜に鳴くこと(夜泣き)が多く、高齢猫とは思えない程の大声で鳴いてしまいます。高齢猫の夜泣きは猫の認知症だけではなく、他の病気の可能性もあるので動物病院で診てもらうようにしてください。

不安を取り除いてあげる

高齢猫は身体の老化に心が追いつかずに精神的に不安定になってしまいます。猫が不安を感じないように安心させてあげる事が大切です。

まずは、飼い主さんが猫に話かけて傍に居てあげるようにしてください。傍に居られない時には、テレビやラジオをつけて無音をなくすようにしましょう。興奮していたり、気持ちが高ぶっていそうな時には、猫のフェロモン剤などを使用すると気持ちが落ち着いてリラックスできるようになります。

体調がすぐれない時も夜泣きをする

高齢猫は具合が悪い時にも夜泣きをする事があります。猫の体調が良くなれば夜泣きは解消されるので、認知症だからと放置せずに猫の体調もしっかりとチェックするようにしてください。

体調が悪いと心細くなってしまうのにゃ。

猫子分

猫魔王

うむ、
身体が辛ければ心も弱ってしまう。そんな時に飼い主さんが傍で寄り添ってあげるのが猫にとって一番心強いぞ。

猫の老衰を経験した体験談

・夜中に鳴くようになりました
雑種 オス 19歳
普段は鳴くことのない猫が夜泣きをするようになってしまいました。最初のうちはお腹が空いたのかと思いご飯をあげていたのですが、どうやらそうでもなくただ夜中に大声で鳴いています。病院に連れて行くと、慢性の腎不全だったそうで、皮下輸液を受け療養食とサプリを今後もすることになりました。病院に行ってからは体調が良くなったせいか、夜泣きがなくなりほっとしています。

対処法

猫の夜泣きはご近所迷惑になるだけではなく、様々な病気のサインかもしれません。うっかり見逃してしまうと手遅れになってしまう…、なんてこともあるかもしれません。普段泣かない猫が鳴いていたり、夜中に鳴くようであれば、一度動物病院で診てもらうようにしてください。また、甘えたがっている時には、めいいっぱい撫でて甘やかしてあげてくださいね。

猫の老衰の心構え まとめ

愛猫の老衰はいつかはやってくるもの。想像するだけでもツライものですが、飼い主さんとして愛猫の最後にも責任を持って寄り添う必要があると思います。
今のうちから猫の老衰への心構えをしておくと、いざという時に慌てずに対処ができるはずです。最後に、猫の老衰についてまとめましたのでぜひご覧になってください。

猫の平均寿命とは?人間年齢だと何歳?

猫は1歳半で人間年齢20歳と言われています。その後は1年ごとに人間年齢が4歳ずつ歳を取ってきます。という事は人間の4倍のスピードで歳を取っていきます。1990年代の猫の平均寿命は約5歳。当時は外出する猫が多く、猫の食事や医療に対しての知識がなかったのが猫の寿命が短い理由だそうです。当時に比べると現在では格段に寿命が延びていますね。

猫の平均寿命

猫の飼育環境平均寿命
野良猫3歳~5歳
外出する猫約13歳
完全室内飼いの猫約16歳
老衰とは
加齢とともに体の能力が衰えてくる事で、猫は7歳を過ぎた辺りから老化が始まってきます。11歳を過ぎてくると高齢猫(シニア猫)と呼ばれ、様々な身体の変化が怒ってくるので体調管理や食事の管理が必要になってくる時期です。

高齢猫の老衰のサインとは

・寝ている時間が多くなる
・粗相をするようになる
・目が見えなくなる
・ご飯を食べる量が減る
・元気がなくなる
・震えや痙攣をする
・嘔吐の回数が増える
・冷たい所を好む
・大声で鳴くようになる

老衰のサインを見逃してしまうと、病気の発見が遅れてしまったり、さらに体調を崩してしまう事も。そうならない為にも普段からから愛猫の様子を見るように心がけましょう。

愛猫にはいつまでも穏やかに過ごして欲しいものですね。有意義な猫生(人生)を送れるように最後までサポートしてあげてくださいね。

1 COMMENT

猫田みつご

大変参考になりました。ありがとうございます。オスのポテトは21歳に・・・100歳ですか。いたわらねば。該当するのは、要求吠と無駄吠えだけです。家の1・2階の階段往復、棚の3段目の寝場所(昼)。夜は家の2階です。そして三つ子の猫ちゃんが11歳、60歳ですか。しっかりケア頑張ります。

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